トップ・ハット

マーク・サンドリッチのトップ・ハットを観賞。

ロンドンを訪れたブロードウェイダンサーのジュリーが、同じホテルに滞在するモデルのデールに一目惚れ。ジュリーの熱い気持ちにより一時は心を通わせた二人だったのだけれど、デールがジュリーを友人の夫と勘違いしてしまい私は結局遊ばれてたのねと憤慨し旅立ってしまう。

知らない間に旅立ってしまったデールの居場所を突き止めたジュリーが追いかけるも勘違いは深まっていくすれ違い恋愛ミュージカル映画。

ジュリーのデールに対する愛が溢れてて幸せになれるとても良い映画だった。

タップダンスはかっこいいし、雨宿りのシーンは素晴らしすぎたなあ・・。

この幸せになれる感じ、この前観たロシュフォールの恋人たちと同じ感じ。

ストーリーもすれ違いの恋愛ミュージカル映画で似てるといえば似てるけど。

ミュージカル映画って苦手だと思ってたけど、好きなのかもしれない。というか、良いものは良いんだろうなあ。

今年に入ってから観たミュージカル映画、ブライアン・デ・パルマのファントム・オブ・パラダイスは本当に素晴らしすぎたし。これは幸せになれる映画ではないけれど、熱量が凄すぎて圧倒される。(似たような?映画として挙げられてるロッキーホラーショーは好きじゃなかったけど・・・)

 

トップ・ハットを調べていたらウディ・アレンのカイロの紫のバラという映画に辿り着いたんだけど、この映画めちゃくちゃ面白そうだなあ。

失業中の夫を支えるウェイトレスの妻セシリア。中々上手くいかない生活の中で唯一救われるのが映画を観ている時。そんな彼女がお気に入りのカイロの紫のバラという映画を何度も映画館へ観に行ってたら、スクリーンの向こうの俳優が話しかけてきてしまいにはスクリーンから飛び出してきてそこから始まるラブストーリーって。めちゃくちゃ夢のある話だなあ。そんなことはあるはずないんだけど、そんな夢を見せてくれる映画があるって素晴らしい。